・学生結婚するけど親への挨拶は必要?
・挨拶の時に何を持っていけばいい?
・挨拶ではどんな話をすればいい?
この記事では、こういった悩みを持つ方に解決していきます。
彼女との話し合いの結果、学生結婚することを決めたけど親への挨拶は必要なのか分からない。親に挨拶したとしても、何言われるか分からないし、反対されたらどうしよう。結婚の挨拶って、どんな時でも不安なものですよね。まして学生の身分ですから、就職もしていないわけですし、金銭的なゆとりを持っている方も少ないのではないかと思います。
しかし、そんな状況でも人生を共に歩んでいくパートナーを見つけ、支え合っていくことを決めたというのは認められるべき立派な選択だと私は思います。
親からしたら、「本当にやっていけるの?」と不安に思うのは当然です。少なくとも反対されるというのは覚悟したうえで、どうすればそんな親を納得させられるのか考えていきましょう。
こんにちはべぽと申します。私は20歳の時に今の妻と学生結婚をしました。親からの猛反対を受けましたが、今では理解を得ることができ、お正月には実家に帰省して孫と遊んでもらえるようになりました。結婚して10年になりますが今でも円満な夫婦関係が続いております。そんな私の体験を踏まえつつ、挨拶の必要性について発信していきます。
親への挨拶は、親からの信頼を得るために必要です。
そもそも挨拶って何のためにするの?
TVやドラマでよく見かける、結婚前の挨拶のシーン。一般的には「僕に娘さんをください!」というフレーズが浮かぶと思いますが、そもそも挨拶って何のためにするのでしょうか?
私は挨拶の目的は3つあると思います。
- 自分の決意・覚悟を表明するため
- 親からの理解を得るため
- 親からの信頼を得るため
この3つを知らずに、「僕に娘さんをください!」だけでは親は納得するわけがありません。
自分が命よりも大切に育ててきた娘(息子)を赤の他人に預けるわけですから、こちらもそれ相応の覚悟が必要になります。
そして今までそんな親に育てられてきた自分が、家庭を持ち親になる瞬間でもあります。親子の関係性から一人の対等な大人として話をするつもりで挨拶には望んで欲しいです。
挨拶がうまくいくと得られるメリット
・子育てはお金がかかるもの。経済的不安を解消するため親の支援を得やすくなる。
・親が近くに住んでいれば子育てのフォローもしてもらえる。
・親は子育ての先輩。困ったことがあった時に相談しやすくなる。
親は子育てという視点から観た時、非常に強力な支援者であり、相談者になってくれます。
将来、共働き・専業主婦(主夫)になるならないに関わらず、親が子育てのフォローをしてもらえるのは、とても助かる場面が多いです。子育ての不安も気軽に相談できる間柄になっていれば、精神的なゆとりも生まれてきます。そんな親を味方につけられるようにしたいですね。
親からの信頼を得るための挨拶の流れ
ここでは具体的に学生結婚ならではの挨拶の流れを解説していきます。
はじめに言っておくと、挨拶=プレゼンテーションです。「強力な理解者・支援者を自分は得るんだ!」という強い目的意識のもと、成功に結び付けて欲しいです。
1. 挨拶に行く日をセッティングしましょう。
挨拶の可否は計画の段階からスタートします。
まずは事前に電話で挨拶に行く日の設定をしましょう。この時、焦って学生結婚することを伝えてはいけません。電話越しに伝えると感情が爆発してしまった時に、会ってもらえなくなる確率が高まります。まずは時間を取って話し合いたいことがあるという要件だけ伝えておきましょう。
大切なことはきちんと顔を突き合わせて話をする場を設けるという事です。
また、電話という所がポイントです。メールやLINEなどの文章ではなく電話で話すことで、自分の真剣さや話し合う事の重要性を感情で訴えられるようにします。
場所は、その親御さんの自宅でOKです。
2. 決意と覚悟から伝えましょう。(結論の提示)
挨拶の日当日は、スーツで行くことが望ましいです。やはり人は見かけで判断されてしまいます。ラフすぎる格好だと、あなたの誠意や覚悟を見せる前に親からの信用を失ってしまいます。重要な話をする場面ですから、それにふさわしいフォーマルな格好で行きましょう。その格好を見ただけでも、「今日の話は真剣に聞かないといけないな。」という親の話を聞く姿勢を作ることができます。
手土産は持参すべき?
学生結婚するという話で行くので、まずは反対される事を想定すると手土産はなくてもOKかなと思います。反対する人の手土産が家に残っているというのは後味が悪いですからね。例えばお茶菓子などを用意しておき、話し合いがお互い納得できる形で落ち着いた後なら、「そういえばお土産があるんですよ!」と言って渡すのは〇です。この辺は親との距離感で判断していただきたいです。
話し合いの場がはじまったら、まずは話の結論から伝えましょう。
- 自分が彼女(彼氏)と結婚を前提にお付き合いしている事
- 学生結婚しなければいけない理由
- これから2人で家庭を持っていきたいという意志
- 自分がパートナーを幸せにする責任を持つという覚悟
これらを自分の言葉で伝えましょう。うまく話せなくても大丈夫です。一生懸命考えて、自分らしい言葉で丁寧に伝えるようにしましょう。緊張してしどろもどろになってしまうかもしれませんが、大切なのはあなたの誠意です。しっかり考えて結婚を決めたんだよ!ということを親に話しましょう。
また学生結婚しなければいけない理由は事前に明確にしておいてください。「なんとなく」では、結婚するにはまだ早いと一蹴されて終わりですからね。
そして重要なのは、パートナーを幸せにするという覚悟です。それに関しては学生も社会人も関係ありません。生涯支え合っていくことを誓った相手なのですから、自分が何が何でも幸せにするんだという覚悟を言葉に表しましょう。
話の途中で親が感情的になり、声を荒げる場面もあるかもしれません。そんな時は親の言い分を聞くようにしてください。聞き役に徹することで、感情のクールダウンを図ることができます。反対に親の感情にかぶせる様に反論してしまうとヒートアップするだけです。お互いの気持ちを冷静に伝えあうことを意識していきましょう。
ちなみに親が感情を高めてしまうのは、
・自分の常識から外れたことだから
・話の重要度が心で受け止め切れていないから
こういった理由が考えられます。例えば突然パートナーから「別れよう」と告げられたら、混乱しますよね?それと同じで、突然の話に親は驚き、戸惑い、混乱している状態なのです。それを鎮めるためには気持ちが落ち着くのを待つしかありません。場合によっては日程を改める必要も出てきます。親の反応を見ながら、話を続けるべきかどうか判断してください。
3. 親が不安に思うことを代弁してあげましょう。(反論への理解)
自分の決意と覚悟が伝わった、あるいは話すことができたなら、親の不安に共感してあげましょう。自分も親の気持ちは理解したうえで話をしているということが伝わると、その後の話も落ち着いて聞いてもらいやすくなります。
気を付けて欲しいのは、絶対に上から目線になってはいけないということです。横柄な態度が見えてしまうと一気に信用が落ちます。あくまでも対等な立場で話をしているという事を忘れないでください。
親の不安としては、
・経済的に自立できるのか。
・どこに住むのか。
・大切な自分の子ども(もしくはパートナー)を守ってもらえるのか。
こういった所があると思います。その気持ちに共感しつつ、相手の話したいことは全て聞くようにしてください。先ほども述べましたが、相手が話している時は聞き役に徹します。
親が気持ちを全部吐き出せたなら、次の解決策の提示に進んでいきましょう。
4. 不安を解消するための方法を説明しましょう。(解決策の提示)
ここは相手の気持ちをどれだけ想像できたかで成果が変わってきます。予測される質問については予め解決方法を用意しておきましょう。
- 経済的自立を果たすために、どのような就職先を見つけるのか。
- 親の近くで住むのか、離れて暮らすのか。
- 自分の価値観について
- パートナーの長所、魅力的なところについて
- 子育てを優先させるのか、仕事を優先させるのか
自分の考え方やスタンスについて伝えます。私が予測できなかった質問として、
・自分が動けなくなった時にどうするか
というのがあったので加えておきます。自分が働けなくなった時にどのように収入を得ていくつもりなのかは十分ありうることです。そういった不測の事態まで考えられると親の信頼はぐっと高まります。
共働きも視野に入れているのであれば、それも伝えましょう。(ちなみに保険に入っておくというのが一般的な解答かと思います。)
5. 親からの質疑を受け付けましょう。(悩みや不安の深堀り)
ここまでは自分の考えや意見を一方的に伝えるだけでしたので、ここからは親の質問や気持ちを聞いていきましょう。これまで十分な話が伝わっていれば、改めて聞く必要もないかもしれません。下手なプレゼンでよく見かける「何か聞きたいことはありますか?」では質問が来るわけないので、しばらく間を取りましょう。気持ちの整理がついたら自ずと質問が上がってくるはずです。
質問に対しては真摯に、誠実に回答していきましょう。
答えられない質問については正直に「分からない」や「これからパートナーと相談したい」と伝えましょう。無言でいるのはNGです。
6. お互いが納得できているか確認しましょう。(フォロー)
最後の詰めの段階です。自分の意志が十分に伝わったか、相手の聞きたいことには答えられたか確認しましょう。この段階でお互いが笑顔で話せるようになっていれば問題ありません。相手に笑顔や不安そうな表情があれば、5に戻って聞きたいことを引き出すようにしてください。
7. もう1度、自分の決意と覚悟を伝えましょう。(クロージング)
最後にもう1度、自分の決意と覚悟を伝えます。これから将来協力していただく関係を目指すわけですから、今までの話し合いの結果を確認する意味も込めて、想いを伝えきりましょう。握手やハグで終わることができれば大成功ですね!
親はあなたの味方になってくれる存在です。勇気をもって挨拶に行きましょう。
・親に本当のことを伝えるのが怖い。
・絶縁状態になったらどうしよう。
・理解を得られるか不安。
ここまで具体的な話をしてきましたが、挨拶するにはやはり不安がありますよね。
でも最初から反対されるという前提で開き直ってみることをおすすめします。
マイナスから出発するわけですから、自分の挨拶=プレゼンテーションで親の気持ちをプラスに変えられればOKなわけです。
恐怖というのは経験したことがないから生まれるものです。相手の親が不快感を露わにするかもしれません。感情的になってくるかもしれません。でもそれも相手の思考整理のプロセスのひとつなんです。
自分は目的を達成することに集中して、話し合いをしましょう。
そのためにもパートナーと協力して事前準備はばっちりにしておきましょうね。
挨拶は一人で行くわけではなく、パートナーと2人で行くものです。自分がうまく言えない時はパートナーがきっと力になってくれますよ!パートナーと力を合わせて、大切な局面を乗り切りましょう。
もう一度、挨拶の目的をまとめておきます。
- 自分の決意・覚悟を表明するため
- 親からの理解を得るため
- 親からの信頼を得るため
この目的が達成できた時、親はだれよりも強力な味方になってくれます。味方をつけることができれば、結婚生活や子育てが安定していきます。親があなたを理解しようとしてくれるように、あなたも親を理解するようにしましょう。
大切なことは行動力。勇気をもって挨拶に行ってください!
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