こんにちは。べぽです。
今回は「会社を辞めることは悪いことなのか?」という、ド直球なテーマで話したいと思います。
というのも、コロナによる経済崩壊に歯止めがかからないことから、給料が下がったり、今の会社に留まり続けるのは果たして大丈夫なんだろうか?と疑問を抱く人もTwitterを見ていて多くなってきたなと思うんです。
そうなってくると、やはり選択肢として「退職」というのも入ってきますよね。
ですが、そう簡単に退職出来たら苦労はいらないというか、何かしらのブレーキがかかって前に進まないというのも現実問題としてあると思います。
僕自身、これまで転職を2度経験したことがあったからこそ、今は保育士として働くという道を選ぶことができたし、
転職サイトで書かれていることを実行するのがかなり難しいのは何でなのかということも伝えられるかなと思っています。
今回は退職する時の実情までぶっちゃけますので、もしあなたが転職を考えていたり、円満退職をしたいと思っていたりするのであれば、参考になるかと。
あくまで個人の主観なので、鵜呑みにしすぎず、「こういう考え方もあるんだな。」くらいに受け取ってもらえれば、選択肢の幅が広がると思います!
退職=悪いことなのか?
そもそもですが、退職についてどんなイメージを持ってますか?
結構これ1つで、退職がうまくいくか決まるといっても過言ではありません。
ドラマとか見ていると、
「私、今日でここを辞めさせてもらいます!バシッ!」
みたいな感じで、かっこよく辞めるシーンを見た事があって、良いことか悪いことかは置いておいて、何となく自由に生きててかっこいいなというイメージがありますよね。
それで、「自分もこんなにスパッと辞められたらいいのに…。」と憧れを抱いたりするかもしれません。
でも、自分がいざ辞める立場になってみると、周りからの目が気になったり、上司に引き留められて嫌味を言われるかもと思ってみたりして、中々一歩踏み出せませんよね。
「本当は会社を辞めたいけれど、辞める勇気が出ない…。」
退職する時になって、初めてこんな気持ちに気付くこともあります。
なんでこういうことが起きるのかというと、
「退職=悪いこと」というラベルを貼ってしまうから
なんです。
ざくっと「悪い」というカテゴリにまとめていますが、その中を紐解いてみると、実はかなり複雑な原因が絡まっていたりします。
例えば、
- 自分が辞めた事で職場に迷惑をかけてしまう
- 取引先やお客様が困ってしまう
- 家族の生活費を稼げなくなってしまう
- 上司や同僚からバッシングを受けるかもしれない
などなど、挙げだしたらキリがありませんが、こういったネガティブな原因が積み重なって、退職=悪いことと捉えてしまいがちです。
僕も新卒1年目で辞めることを決めた時は、こういった悩みに苦しめられました。
当時は学生結婚したという事もあり、妻とまだ1歳の娘が居ましたから、そんな状況で家族を路頭に迷わすのは、夫として、男としてどうなんだ?!と思い詰めずにはいられませんでした。
けど、辞めないと心も体も、もうもたないし、通勤中の車の中で動悸がするわ、仕事中もボーっとしてしまうわで、ほんとどうしようもない状態でした。
次のアテもないし、一体どうすれば…。
そんな出口のないトンネルの中で、ずっとさまよい続けていたんです。
たぶん責任感がある人ほど、こういうドツボにはまりやすいんだと思います。
自分以外の周りがよく見えているからこそ、その人たちがどうなってしまうのかまで想像してしまって、沼にはまってしまったように身動きが取れなくなるんですよね。
そういう人は、心が優しい人なんだと思います。
だからこそ、辞めたくても辞められないというジレンマに捉われやすいとも言えます。
ただ、ここで1つ大切なことを見失わないでほしいなと思います。
自分の人生に対して、あなた以外に責任を取れる人は居ない。
究極の結論ですが、マジでこれ大切です。
例えば、自分が会社のためにどれだけ尽くして、身を粉にして働いたとしても、見返りとしてもらえるのは給料やボーナスといった金銭面だけです。
もちろん仕事を通じて得られる成長や仲間とのつながりもあると思いますが、それは自分自身が日々仕事に対して、どう向き合っているかによります。
極端な話、自分が無理して、心や体を壊して、廃人の様になってしまったとしても、会社側が補償してくれるのは労災くらいで、それ以上の責任は取れません。
あなたの人生の責任を取れるのは、やはりあなたしかいない。
だからこそ、これまで手にしてきた収入や職場の人間関係と、これから出会うかもしれない新しい人との人間関係や自分の可能性を天秤にかけてみて、どちらがより自分らしい人生を歩めるのか落ち着いて考えてほしいと思うんです。
僕が保育士の道を志した時も、その時の給与が下がることは承知の上で、それでももっと自分らしく社会に貢献したいという気持ちが強かったので、その道を選びました。
結果的に今はそれでよかったと満足しています。
毎日かわいい園の子ども達に囲まれながら、楽しく歌をうたったり、時には感情的にぶつかったりしながらも、子どもと一緒に自分自身も人間味を持って成長できているという実感があります。
そういった目に見えない価値を受け取ることができているので、収入だけに捉われずに、もっと広い視点で仕事を見てみたらいいんじゃないかなと思うんです。
だから、
退職=悪いことというラベルではなく、自分らしい人生を生きる為の1つのきっかけ
くらいに捉えてみてください。
きっかけが起こるタイミングというのは人それぞれですが、今はコロナの影響もあり、多くの人がそれについて考えざるを得ない状況になっています。
いわば、強制的に次のステージに進むかどうかを突き付けられているといってもいいでしょう。
そんな時こそ、あなた自身にとって本当に大切なものが見えやすくなっています。
扉の隙間から漏れ出た光が見えているというイメージですね。
でもこの扉が開いている時間には限りがあり、一定時間が過ぎてしまうと、ピタッと扉が閉まり、また見えなくなってしまいます。
次に扉が開くのは、1年後なのか、5年後なのか、あるいはもっと後なのかは分かりませんが、再びチャンスが巡ってくるまでに時間がかかるのは確かです。
だから、もし退職しようか迷っていて、もう1つの選択肢が視野に入っているのであれば、それはチャンスと思って扉の先に飛び込んでみてほしいんです。
それが未来において後悔しない選択になるし、自分らしい生き方をするための第一歩になります。
その時、「退職=悪いこと」というラベルは必ずブレーキになって、人生のステージを前に進めることを止めてしまいます。
ですが、このブレーキを壊せた時に、自分が心から望む生き方ができるようになるんです。
僕の場合は、それが「自分自身の心に嘘をつかなくて良い生き方」でした。
上司やお客様の顔色を伺いながらの仕事ではなく、自分がやってみたいと思える仕事に打ち込める。
気兼ねなく相談できる仲間がいて、真剣に取り組めた分、それが何倍にもなって子ども達や保護者の笑顔になって返ってくる。
そういった生き方が出来ていると思っています。
そしてそれは、僕だけの話ではなく、この記事を読んでくださっているあなたにもできる生き方なんです。
それを実現させるためには、ブレーキを壊すためのちょっとした勇気だけ。
このブログを通して、そんな勇気を分け与えられたらなと思い、記事を書きました。
こんな考え方もあるということで、参考になれば幸いです。
▼退職の手続きはどうやって進めたらよいのか?
▼勤めてた会社を辞めて保育士を目指すまでの葛藤