・自分のやりたい仕事が見つからない
・ブラック企業に勤めているので労働条件のいい所へ転職したい
・失敗しない転職方法を教えて欲しい
この記事はこういった悩みを抱えている方に向けて書いています。
こんにちは。べぽです。
この記事を読んでいる方で、こんな不安や悩みを抱えていらっしゃる方はいませんか?
- 転職活動を始めようにも何から手をつけてよいか分からない。
- 自分のやりたい仕事が見つからない。
- 転職活動を始めてみたけど今の職場みたいにブラック企業だったらどうしよう。
- 本当に転職が成功するかどうか不安。
転職活動を始めてみると誰しもがこういった不安や壁にぶつかると思います。先が見えないままなので、真っ暗闇の中を一人で歩いているような感覚になることもありますよね。
私もそうでした。今の職場を離れるために転職活動を始めたものの、果たして本当に自分に合う仕事は見つかるのだろうか?と毎日不安に思いながら、転職活動をしていました。私は2度転職活動をしたのですが、1社目の時は転職先を見つけないまま、辞めてしまったので失業保険を受け取りながらの転職活動をしていました。
失業保険をもらえる日数もだんだんと減っていくので、焦りやプレッシャーとの戦いもありました。限られた日数の中で、自分の新しい就職先を見つけるというのは本当に大変ですよね。
今回はそんな自身の経験を踏まえつつ、失敗しないためのおすすめの転職方法を紹介していきます。
理想的な転職先は待っていても出てきません。自分から積極的に情報を集めて、今の職場よりも素晴らしい転職先に出会いましょう。
ハローワークを使えば客観的に働きやすい職場を分析できます。
転職サイトはいいところしか書いていない
恐らく転職活動を始めようと思った時、真っ先に転職サイトを見て、登録するところから始める方が多いと思います。
確かに転職サイトは給与が高くて、魅力的な労働条件を掲載しているところがほとんどです。求人情報の絞り込みも容易に行うことができ、自分の希望する条件を登録しておけば、それに見合う企業を紹介してくれるという使いやすさもあります。
でも、ちょっと待ってください。
それって完全に受け身な情報収集になっていることに気づいていますか?
仮に転職サイトを運営する立場にたって考えて欲しいと思います。転職サイトが利益を出すためにはどうすればいいか分かりますか?少し考えれば分かりますよね。
掲載企業数を増やすこと
では、掲載企業数を増やすためにはどうすればいいかというと、掲載企業の採用率を上げる事をすればいいわけです。採用率を上げるためには、応募者数を増やせばいい。
つまり、掲載する企業のいいところを魅力的にアピールすれば、応募者数は増える仕組みというわけです。
転職サイトにとって掲載企業=大切なお客様なわけですから、その企業の悪いところなんて書けませんよね。
ハローワークは公的機関なので事実を書くようにしている
では、厚生労働省が運営しているハローワークはどうでしょうか。
厚生労働省はご存知の通り、国が運営する機関です。採用したい企業側と就職したい求人者をマッチングするための施設ですよね。ハローワークでは、就職相談も行っており、対応スタッフが親身に相談に乗ってくれるところも魅力です。
一方で、求人票に載っている内容と実際の労働条件が違っていたという苦情も寄せられています。
参考HP:ハローワークにおける求人票の記載内容と 実際の労働条件の相違に係る申出等の件数
この資料によると、平成27年度では10,937件の苦情が寄せられていたことが分かります。
皆さんはこのデータを見て、どう感じられましたか?意外に多いなという印象を持たれたのではないでしょうか。私もそう思いました。
これでは、せっかく国が運営しているハローワークに対して信用が落ちてしまいますよね。国が運営しているという事は、私たちの税金が投入されているわけです。その税金が効果的に活用されていないと分かれば、普通は怒りますよね。。。
そのままではいけないわけです。という訳で平成28年度には国が新たな罰則を導入しました。
ブラック企業による「求人詐欺」対策の一環として、改正職業安定法の一部が1月から施行され、虚偽の募集情報を出した企業は30万円以下の罰金など刑事罰の対象となる。職業紹介事業者には、就職に至った件数などの実績公表が義務付けられる。
参考HP:「ブラック企業」の虚偽求人に罰則導入 紹介業者は実績公表義務化
産経新聞の記事ですが、このことからも厚生労働省はクリーンな求人紹介に力を入れていることが分かります。罰則が抑止力になっているかどうかは、ぶっちゃけ分からないのですが、良い方向に向かおうとしていることは間違いなさそうです。
ブラック企業の対応をめぐっては、昨年の電通の自殺問題を受けて政府が撲滅に乗り出しています。虚偽の記載をした結果、企業の信用が落ちて、誰も採用できなくなる・・・なんていうことは明白ですので、今後こういった風潮はなくなっていくのではないかというのが私の見解です。
以上の理由から、ハローワークの方が事実に基づいた情報になってくるので、客観的に分析しやすいという結論に至りました。
効果的な求人票の探し方
それでは、以上のような背景を踏まえたうえで、どうすれば自分の希望に見合う転職先を見つけられるのでしょうか。それを解説していきます。
自分の仕事で働きたい方向性を見つける
まずは自分の行くべき進路を見つけましょう。専門職や技術職の方であれば、方向性がはっきりしていますので探しやすいのですが、今までこれといったものがないという方にとっては、ここが一番ハードル高いところです。
私のおすすめの方法としては、
- 自分の好きなことを書き出す。
- 好きなことや自分の夢を深堀りする。
・なぜ?を使って具体的にしていきます。
・具体化に詰まってきたら、それを達成するためには?と問いかけて手段を考えていきます。
思考の整理には、mind42のマインドマップがオススメです。
メールアドレスとアカウントを登録すれば、ブラウザ上で無料で使えます。作成したファイルはHTML形式で保存できますし、画像保存しておくと後から見返しやすいですよ。
(画像)自分はゲームが好きという軸で分析してみました。
こんな感じで仕上がります。
ぜひ時間をとって、自分と向き合ってみてください。
譲れない労働条件を決めておく
進路がはっきりしてきたら、就職したい職場を探していきます。ここで大切なことは、
転職先が今努めている職場の問題点を解決できているかどうか?
を必ずチェックすることです。私が転職した時は、長時間労働や休日出勤が苦になって辞めてしまったので、とにかく働きやすい職場かどうかを条件に入れていました。
ハローワークでの求人票の探し方を載せましたので、参考にしてみてください。
①まずは求人情報検索からアクセス
②労働条件から絞り込みをかける。
③ヒット数が多すぎる場合は、もっと条件を追加して絞り込む。
④月給や休日条件を追加してみる。
⑤ヒットした求人が希望に合うかどうかチェックする。
これならもっといい条件で働ける職場はありそうですね。
こんな感じで求人情報を選定していきます。5つくらいピックアップできるといいでしょう。
ハローワークに行って育休取得率や休暇制度をチェックする
ハローワークの施設に訪れると、ハローワークのインターネット上では公開されていない、育休取得率や休暇制度が載った求人票が手に入ります。ここで育休取得率が高いところは、働きやすい職場であることが多いです。また、ユニークな休暇制度が取り入れられていれば、社員の意見に耳を傾けている会社かどうかも分かりやすいです。一つの指標として参考にしてみてください。
実際の企業をチェックする
希望する就職先が見つかったら、面接に行く前にリサーチをしておきましょう。リサーチするポイントは以下の3つがよいです。
- 会社のHPと見栄え
→会社HPがあるかどうか、そのHPが見やすいかどうかで会社の印象が決まります。お客さんに対して分かりやすい会社であろうとする意識を持っているかどうかはHPを見るだけでもつかめます。
- その会社の駐車場や外観
→会社が整然ときれいに整っているところは、仕事への意識も高いですし、そこで働く社員もモチベーションが高いところが多いです。反対に汚いところでは、仕事に忙殺されていて周りに気を遣っている余裕がないことがうかがえます。 - 店舗であれば、実際にお客さんとして入ってみて中の雰囲気を見ておく。
→そこで働く店員さんの態度やお店のレイアウト、商品の見せ方など工夫が見られるかどうかも重要な情報です。求人票だけでは分からない、生の感覚というのが分かると思います。
求人情報に載っていないリアルな情報を知っておくことで、就職する前とした後でイメージが違ったというミスマッチを防ぐことができます。
面接で価値観をすり合わせる
いよいよ面接です。面接は自分の志望動機や実績などをアピールする場であると同時に、会社と自分の価値観が一致しているかどうかをすり合わせる場でもあります。前の職場をなぜ退職することにしたのか話すことで、今から努めようとしている会社が自分を大切にしてくれるかどうかが分かってきます。
ネガティブな情報はマイナスにならないのか?
と思われるかもしれませんが、きちんとした志望動機があって、勤めたいことに意欲があることを示していれば、むしろ本音で話してくれているんだと相手の採用担当の方に信頼してもらいやすいです。うわべだけの情報で取り繕ったところで、やっぱりこの会社も合わなかったと後悔するくらいでしたら、はじめから気がかりなことを伝えておくのはお互いにとってプラスになる情報でしょう。
もしここで採用担当者が煙たがったり、あまり良い表情をしないようであれば、その会社とは確実に合いません。すっぱりあきらめて、次の職場探しをしましょう。
採用側があなたを欲しいと思ってくれていれば、そんなマイナス情報も考慮した上で採用してくれますよ。もう一度言いますが、面接は自分と会社の価値観をすり合わせる、つまり確認し合う場所でもあるのです。
こんな場合はどうする?
転職サイトは信用できないの?
前章で転職サイトはいいところしか書かないと述べていますが、それはあくまでも掲載企業を募るための手段にすぎません。裏を返すと、資金力のない企業は載っていないというメリットもあります。 参考HP:マイナビ転職 掲載料金
ハローワークはコストがかからない反面、劣悪な環境の職場が求人を出していることも少なくありません。その点、転職サイトでは掲載する時点である程度のフィルターがかかっているので、高収入な仕事や好待遇な職場を探したいのであれば、こちらで探すこともお勧めします。
いずれにしても自分がやりたい仕事をはっきりとさせて、自分から情報収集するという意識を持っていれば、どちらの方法を取ったとしても、理想的な転職先に出会える確率はグンと高くなります。
理想の求人票が見つからなかったら、どうしたらいいの?
条件を見直してみるといいでしょう。理想はあくまでも理想です。完全に理想と一致するのがベストですが、それが叶わない場合は自分にとって譲れないものは何かを1つだけ明確にしましょう。それ以外は優先順位が下がるので、譲れるところは譲って検索対象を広げるようにしてみましょう。
私の場合は、家庭での時間を最優先にしましたので、休日日や勤務時間は絶対に外せない条件に設定しました。それ以外は給料条件を下げたり、対象とする職種を増やしたりして希望に合う転職先を探すようにしました。
ちなみに職種を変えると好条件な求人が出てきやすいことも多いのでお勧めですよ。最初は検討していなかった分野でも、こんな仕事もあるんだと知るきっかけにもなります。
まとめ
待っていれば理想の転職先に出会えるのは間違いです。自分から積極的に情報収集して、理想的な職場を選べる状態を作り上げましょう。それが失敗しない転職先選びの近道になります。
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