自分が時間をかけて渾身の想いを込めた記事を、読者さんに読んでもらうにはどうしたらよいか?
前回のPart1では、NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」を題材にして、
ターゲット選定
と
リサーチ
の大切さについて書きました。
※まだ読んでない方はこちらからどうぞ。
Part2では具体的にどうやってターゲット選定とリサーチを行えばいいのか?
について書いていきたいと思います。
この記事は僕の学びや経験をもとに書いています。
なので、ぜひ受け身で流し読みするのではなく、自分だったらどうするかな?という視点で読んで頂きたいです。
それではいってみましょー!
ターゲット選定の方法は2つ
ブログにおけるターゲットとは誰なのか?
考えるまでもなく、あなたの読者さんです。
では、あなたの想定している読者さんは誰なのでしょうか?
意外とここが絞り切れていない方が多いように見受けられます。
ターゲットを絞り切れていないと、
- 自分の発信テーマとは違うジャンルの記事を書く。
- 異なる読者に向けて書いてしまうので、ファンが定着しづらい。
といった状況に陥ってしまいます。
僕も少し前まではこの状況になっており、自己満足な記事ばかり量産してしまいました。
この現実に気づかないまま毎日1記事ずつ更新する。
それが100記事も積みあがっていく・・・。
こう考えただけでゾッとしませんか?
誰にも読まれない記事が100記事も量産される訳です。
これをブロガー界隈では、「努力」や「継続すれば収益化できる」と言ったポジショントークであおっているわけです。
そんな精神論は必要ないです。
必要なのは、なぜ読まれる記事が出来上がるのかの理論です。
この理論を意識して書くか書かないかで、相手への伝わり方がぐっと変わりますよ!
では1つ目のターゲット選定方法を紹介します。
過去の自分をターゲットにしない
過去の自分に向けた発信が良いよ!ということは、有名なブロガーさんやアフィリエイターさんがよく伝えていますよね。
マナブさんも言ってるけど「過去への自分」に向けて書いた記事が一番楽に量産できる。自分が困った事・知って得した事は、必ず需要がある訳だし、自身の経験がネタ元だからリサーチ無しで書ける。
過去の自分へのアドバイスは、リサーチコスト0+需要ありというコスパ最強の記事なんですよね
— クロネコ屋@アフィリエイター (@NINJAkusokuso) October 19, 2018
コチラの方法はリサーチ不要でお手軽!ということで、多くのブロガーさんが実践されている方法ではないかと思います。
ターゲットは過去の自分なわけですから、ペルソナ設定も簡単です。
「よし!じゃあブログを書いていない頃の自分に向けて記事を書けばいいや!」
そう思って記事をカタカタカタ・・・
出来上がった記事はどんな記事か?
独りよがりな記事の完成です。
なぜか?
読んでくれる読者は、過去のあなたではないからです。
読者さんとは、一人一人が頭で思考し、心を持った人間だからです。
自分ではない他人に向けて書いている記事だからこそ、
- 1つ1つの文の読みやすさ
- 言葉遣い
にまで気を払って、書いていく必要があります。
このブログでもそうですが、僕はブログを書く時は、
- ワンセンテンスワンメッセージ
- できるだけ短く、わかりやすく
- 「である調」ではなく、「ですます調」
で書くようにしています。
しかし過去の自分に向けた発信というのは、きちんとリサーチをすれば、あなたのブログを1段階も2段階も魅力的なものに仕上げてくれます。
そのための方法が、
自己理解
です。
過去分析あるいは、過去の自分へのリサーチと言い換えても良いでしょう。
自分が過去どんな経験をして、どんなことに悩み、そして乗り越えていったか。
短期的ではなく、長期的なスパンで分析をすることで、
読者さんの背景やその時の流行を知ることができて、
読者さんに響きやすいキーワードや具体例を出すことができる
ようになります。
僕が実践した方法は、きむらさんという方のこちらのツイートにある方法です。
《あなたの中に潜む ” トラウマ ” を炙り出し、人生を豊かにする質問集》
↓↓↓
経営者の立場でポジショントークを人前でしていると、
『今から起業するなら、何をすれば良いですか?』 とか、
『なかなかやる気がでません。やる気がでる食事とか知ってますか?』
みたいに
— きむら (@CLAST0215) February 13, 2019
結構長いですが、このツイートにある質問に答えていくだけで、かなり自分の過去が鮮明になってきます。
ちなみに僕がこれをやったときは6時間くらいかかりました。
トラウマに向き合う事にもなるので、辛い経験をされた方だと、進みが悪くなるかもしれません。
それでも1日で終わらせる必要はないので、何日かに分けて、少しずつやってみるといいですよ。
この自己理解で過去の自分が鮮明になったら、
次は想定する読者さんを決めていきます。
想定する読者さんはググっても出てこない
よくリサーチという事で、
自分がアフィリエイトしたい商品について調べたり、
ヤフー知恵袋を見たりします。
しかしこの方法では時間がかかるばかりで、
読者さんの本質的な悩みには中々たどり着けません。
それは、
自分が頭で考えたキーワードで検索しているからです。
言ってみれば自分にとって都合の良い読者さんを思い描いているにすぎません。
現代でものを売るためには現代人がどんな動きをしているのかを読む必要がある。
・何にお金を使っているか?
・1日のスケジュールはどうなっているか?
・1日に何時間スマホを見ているか?
・どこでスマホを見ているか?
・スマホを使う際、親指はどの方向に動かしているか?目はどの方向に動かしているか?
西野亮廣 「革命のファンファーレ」より一部引用
読者さんも血の通った人間ですから、どんな行動パターンなのかどんなことに興味があるのかを観察する必要があります。
それをリサーチするのに便利なのが、
TwitterやインスタグラムなどのSNS
です。
SNSは24時間365日利用されています。
自分が発信したい対象の読者さんも、当然この中にいる可能性は高いですよね。
例えば
もしあなたがプログラミング系のブログを発信していきたいのなら、実際にプログラミングの勉強をしている人をフォローするのがおすすめです。
その方がどんな内容を学習し、どこつまづいているのかは、Twitterのつぶやきを見ればすぐに分かります。
ゲーム系ならば、自分が発信したいジャンルのゲームをよくプレイされている方をフォローします。
どこの攻略でつまづいているのか、何がネックでクリアできないのか、そういった事をタイムラインの中から追っていき、記事のネタとしてストックしていきます。
僕の場合は、このような想定する読者を2~3人ほどフォローしてモニタリングしています。(もし嫌悪感を示された方がいれば、ごめんなさい。)
今はほとんどの人が運用している時代なので、SNSをリサーチのツールとして活用しない手はないですね。
あとはターゲットに向けて記事を書くだけ
ターゲット選定とリサーチができれば、
読者さんに向けて悩みを解決してあげられるような記事を書けばOKです。
この時に意識して欲しいことは、
潜在ニーズと顕在ニーズを満たす
という事です。
ただこの潜在ニーズと顕在ニーズって言葉で言われても分かりにくいですよね。
さらにこれを満たす記事って何?ってなりますよね。
これは言葉を再定義することで理解が深まると思います。
顕在ニーズ=読者さんが今抱えている悩み
潜在ニーズ=継続的に悩みを超えるための方法
僕はこのように捉えています。
例えば、とと姉ちゃんを題材にしてみると
ターゲットの主婦層には、
顕在ニーズ=どの家電を買えばよいか分からない。誰か教えて欲しい。
というニーズが存在しています。
この悩みを解決する情報として、
・商品テストのデータ
・おすすめの家電
を「あなたの暮らし」という雑誌を通じて、提供しています。
しかし当然、新しい家電は今後も出続けます。
一時的に読者さんの悩みは解決しても、同じ問題に直面し続けるわけです。
この読者さんには、
潜在ニーズ=継続的におすすめの商品を教えて欲しい。
というニーズが無意識の中にある訳です。
その解決方法はどうするのか?
「あなたの暮らし」を定期購読する。
ということになります。
では、先ほどのプログラミング系の記事に置き換えるとどうでしょうか。
顕在ニーズ=うまくいかないプログラムコードが出てきた。どうやってエラーを直すの?
あなたなら、このニーズをどのように満たしますか?
ブロガーさんなら当然、情報提供することによって解決しますよね。
具体的には、「〇〇というエラーを直すコードはこれ!」みたいな記事を書けばOKなわけです。
しかし、今後も同じ様に違うエラーで読者さんは苦しむことになるのは想定できると思います。
つまり、
潜在ニーズ=今後もプラグラミング活動をスムーズに進めるための情報が欲しい。
というニーズがある訳です。
ではどうするか?
僕だったら、プログラミング活動に有益な情報を発信し続ける
という行動をとります。
読者さんがつまづくであろう問題に先回りして、記事を構築していくわけです。
まとめ!
今回は「とと姉ちゃん」を題材に、
ターゲット選定とリサーチが大切だよ
という記事を書きました。
発信すべきターゲットを決めて、リサーチをきちんとすれば、
あとは自分の記事を横展開するだけでOKです。
毎回毎回、記事ネタで悩む必要もなくなりますし、
読者さんにとっても悩みが解決するので、
お互いにとって健全な関係になりませんか?
もう一度僕がおススメする方法をまとめます。
- 自己理解をして、想定する読者さんの背景を知ろう!
- 想定する読者さんをSNSでフォローして、行動をモニタリングしよう!
- 顕在ニーズと潜在ニーズを満たす記事を書こう!
このブログを読んだだけでは、あなたにとって成果は何も生まれません。
ぜひ実践して、よりよいブログ作りにつなげてみてくださいね!
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ここまで貴重な時間を使って読んで頂きありがとうございました。
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